こんにちは。翠こども・耳鼻咽喉科クリニックです。
5月のクリニック診療カレンダーのお知らせです。
5月はゴールデンウィーク、臨時診療日、臨時休診日、休日当番日があり変則的なスケジュールとなっています。
上記スケジュールを参考にしていただければと思います。
まず31(土)が耳鼻科・小児科ともに臨時休診となり、24(土)は小児科のみ臨時休診です(耳鼻科は通常通り診療を行います)。
ゴールデンウイークは4日から9日まで休診となり、10(土)から通常診療です。
前後の憲法記念日3(土)は耳鼻科・小児科ともに臨時診療日とし、13時まで診察を行います(通常の土曜日と同じ時間帯)。
また11(日)は耳鼻科休日当番日で耳鼻科のみ診察を行います。
小児科・耳鼻科ともに4月から6月までは学校検診への出務が多くあり、午前診療の人数制限することがあります。地域医療への協力にご理解のほどよろしくお願いいたします。
小児科の予防接種が、GWや学校検診により大きく制限を受けるため、13(火)・20(火)午後に臨時で予防接種枠を拡充いたします。
憲法記念日3(土)と11(日)耳鼻科休日当番日については別途お知らせページをご覧ください。
スギ花粉・ヒノキ花粉、黄砂はいつまで?
今年はスギ・ヒノキ花粉症が猛威を振るい、おまけに黄砂まで飛来し皆さま例年になく症状が出ているようです。
スギ花粉は一般的には4月いっぱいで終了し、ヒノキ花粉がゴールデンウィーク明けまで症状が出る方が多いです。
しかし、スギ・ヒノキ花粉症の方の一部はシーズンが終わっても症状が続くことがあるようです。
黄砂も5月までは比較的多い時期とされていますので、薬があった方が快適なら治療を継続しましょう。
広島市の花粉飛散や黄砂の飛来状況については下記リンクが詳しく、おすすめです。どうぞご覧ください。
スギ花粉・ヒノキ花粉・黄砂対策
普段診察をしていて、意外に驚かれるのが花粉症や黄砂と洗濯物の関係です。
言われてみれば当たり前ですが、普段何気なく干している洗濯物が症状を引き起こすことがあります。
外干しにしていると衣類に花粉や黄砂が付着して家の中に持ち込んだり、服から至近距離で花粉や黄砂に暴露して症状が出るわけです。
症状がひどい方は外出時にマスクやメガネを付けるなどの対策をしていても、洗濯物については思い当たらない場合も多いようです。思い当たる方は屋内干しで症状が軽くなるかもしれません。
目のかゆみに強力な味方が?!
今年は目がかゆいという方が例年になく多いです。
一般的には点眼薬を使用しますが、点眼薬のうち、最も効果の高いステロイド剤は眼圧が上がるリスクが全くないわけではないため、当院耳鼻科では処方しておりません。
その代わり、市販の点眼や医療用の従来の1日4回タイプの点眼に加え、1日2回の点眼で効果を示す点眼剤があります。昨年までは高額でおすすめしにくい部分もありましたが今期からはジェネリックが登場し、財布にも目にも優しい薬となっています。
また、それでもかゆいという方には、目の周りに塗る軟膏も新登場しました。
1日1回まぶたに塗ることで1日を通してかゆみを抑えてくれる優れもので、初めて使った方からも大変好評です。
さらにあまり知られていませんが、点鼻薬を使うことで目のかゆみを抑えられるということがあり、併せて処方することがあります。
診察時にご相談ください。
花粉症ショートカット予約
- 「毎年同じ症状で去年と同じ薬が欲しい」
- 「花粉症の薬だけもらえれば嬉しい」
そんなお声に応えるためにアレルギー性鼻炎や花粉症の方に向けてショートカット予約を新設しました。
こちらは、
- 当院あるいは他院でアレルギー性鼻炎と診断され治療を受けたことがある
- 希望の薬剤名がわかっている
- 症状が落ち着いており、詳しい検査や処置は不要
- 風邪症状など、花粉症以外の相談をしない
などのご理解と同意いただける方への専用外来です。
Web予約で「花粉症・アレルギー性鼻炎、舌下免疫療法ショートカット外来」という予約から進んでいただき、事前の説明を読み、該当する方はご利用ください。
全く花粉症と関係ない症状や、薬の名称もわからないなどの方がで予約をいれたり、採血や花粉症かどうかを相談したいなどの希望がありますが、こちらの外来は「同じ薬があれば良い」という方が待ち時間が少ないようにという予約です。
適格でない使用例が増えると不公平感が増し、予約枠を中止せざるを得なくなりますのでご理解とご協力をお願いします。
問診への薬剤名の記載は必須ですのでご協力よろしくお願いします。
1滴で41項目の採血と舌下免疫療法
アレルギー採血のご希望が多いことから、指先からのわずか1滴の採血とたったの30分で41項目のアレルギーを評価できる採血機器を導入し大変好評です。ご希望の方はスタッフ・医師までお伝え下さい。(当院では6歳以上の方が検査可能です。6歳未満のお子さんは一般採血(肘や手の血管からの採血)での検査となります。)
花粉症を心配される場合にもすぐに結果が出ると好評です。
またアレルギーを根治しうる舌下免疫療法を昨年秋月から開始、すでに多くの方が治療を開始され、早くも効果を実感されている方もおられます。
舌下免疫療法はアレルギー性鼻炎を根治させうる唯一の治療法として期待されています。お薬を使っていても症状が残る方、お薬を減らしたい方におすすめです。別途お知らせページを準備中ですのでどうぞご覧ください。
小児のみならず大人の方にもおすすめですのでどうぞ興味をお持ちの方は診察時にご相談ください。
舌下免疫療法は現在スギとダニ・ハウスダストに対する治療薬がありますが、薬剤の供給の観点からなかなか新規でスギの治療を開始することはできません(メーカーによるもので当院に限らず全国的に共通です)。
すでにスギに対し舌下免疫療法を開始され、維持期の方の継続処方と、ダニ・ハウスダストの新規・維持中の方は当院でも治療可能です。
ご希望の際にはスタッフ・医師にお声がけください。
- スギ(維持期)
- ダニ・ハウスダスト(新規・維持期)
- いずれも6歳以上
当院は事前に予約可能な時間帯予約と、当日の順番予約があります。どうぞご利用ください。