耳の症状や病気について

このページでは、耳の症状ごとにどんな病気が疑われるのか?というご説明と、当院を受診された場合にどのような検査をするかを説明します。

夜間や休日に相談先がない!どこに受診すれば良いの?!という方は相談先や参考サイトのまとめをご覧ください。

こんな耳の症状は要注意

次のような症状が当てはまる場合に予約が取れないなどお困りのときはお電話いただくか、直接お越しください(窓口で症状を伝えてください)

こんな症状のときは要注意!
  • 耳が急に聞こえなくなった
  • 顔の一部が動かない。うがいをすると水がこぼれる
  • 耳が痛くてたまらない

夜間や休日に、急に聞こえにくくなった(あるいは顔の一部が動きにくい)けど、それ以外の症状はなく元気という時は、翌朝以降の受診でも一般的には構いません

(翌日以降の治療開始でも十分改善しうることと、夜間救急では診断に必要な聴力検査ができないからです)

ただし動けないほどのめまいや嘔吐のとき、激しい頭痛や他の体の一部も動きにくいなどの症状があるときには、症状によっては救急車を呼び、適切な受け入れ医療機関を探してもらいましょう。

夜間や休日ならこちら(上記リンクと同一です)を参考に相談するか当番医を探してすぐに受診してください。

こんな耳の症状の時はご相談ください

こんな症状でお困りの時はご相談ください

【大人】

  • 耳が痛い
  • 耳が聞こえにくい
  • 音は聞こえるが何を言っているかわかりにくい
    (話を聞き取りにくい)
  • 耳がふさがった感じがする、耳が詰まる
  • 耳の中でガサガサ音がする
  • 耳がかゆい
  • 耳だれが出る
  • 耳垢をとって欲しい、耳掃除をして欲しい
  • 耳鳴りがする
  • 補聴器を相談したい
  • 飛行機に乗ると耳が痛い
  • アゴを動かす・口を開けると耳が痛い
  • その他

【子ども】

  • 耳を痛がる
  • 耳を引っ張ると痛がる
  • 耳をよく押さえている、触っている
  • 耳だれが出た
  • 耳垢が取れない
  • 呼びかけに反応しにくい、聞こえにくそうにしている
  • 耳の中におもちゃ・異物を入れてしまった
  • その他
受診される際には、診察前に問診にて
  • いつから症状が出た
  • よくなっている/どんどん悪くなっている
などを教えていただけると診察の際に参考になります。

こんな耳の病気が心配

こんな病気が心配な方はご相談ください

【難聴を呈す疾患】

  • 突発性難聴
  • 加齢性難聴・老人性難聴
  • 低音障害型感音難聴
  • メニエール病
  • 機能性難聴
  • 心因性難聴
  • 聴神経腫瘍
  • 耳硬化症
  • その他

【その他の疾患】

  • 急性外耳炎、耳癤(じせつ)
  • 外耳道真菌症
  • 外耳湿疹
  • 急性中耳炎・慢性中耳炎
  • 耳管開放症
  • 外耳道癌
  • 顎関節症
  • その他
    受診される際には、診察前に問診にて記入いただくか、診察の際に「◯◯という病気ではないかと心配で、、、」とぜひお伝えください。
    こんなことを聞いても良いかな?など心配される必要はありません。
    病気を治すのみならず心配事を解消するまでが私たちの仕事です。
    私たちの見解をお答えしますのでぜひおっしゃってください。
    病気を治すだけではなく、不安や心配を解消するまでが私たちの仕事です

    耳の症状で来院されたら

    ステップ1

    問診と診察前検査

    難聴や耳がつまった感じ、めまい症状の場合、診察前に聴力検査などを診察前に行います。

    診察後に検査を行うクリニックもありますが、この場合

    1. 診察前
    2. 検査前
    3. 検査結果説明の診察前

    と合計3回も待つことになります。

    一般的に診察前の待ち時間が最も長い待ち時間になりますが、やっと自分の順番になったのに追加の検査をすることになると、検査前と検査後にまた待つ時間が生じてしまいます。

    聞こえが悪い、めまいなどの症状があれば病気を診断するのに聴力検査は必須です。

    当院は【診察前の待ち時間の合間】に検査を先行させることで、診察時には検査結果も合わせて説明することができ、待ち時間が大幅に短縮できると考えています。

    もしも先に診察を受けたいとお考えの場合にはスタッフにお伝えください。

    ステップ2

    さまざまな検査

    一口に「聞こえの検査」と言っても標準聴力検査、簡易聴力検査、語音明瞭度検査、ティンパノメトリーなどさまざまな検査があります。

    考えられる病気から逆算して必要な検査を行います。

    ステップ3

    ご説明、投薬

    診察・検査結果をもとに考えられる病態のご説明と、必要な場合には投薬を行います。

    加齢性難聴(老人性難聴)のように「病気」というよりも年齢的な身体の変化と考えられる場合には、補聴器のご紹介もいたします。

    医療機器についてご興味ある方はこちらもご覧ください(今後作成予定です)。